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タンデムパートナー


知り合いが、トーマス君(仮名)とタンデムをしています。

タンデムというのは、ようするに、相手の母国語を習う者同士が、
定期的に会って、学校では学べないようなナマの言葉に触れ合いましょう!
ってなかんじかしら?

実をいう私も、夫と知り合うきっかけになったのが、このタンデムでした。
毎週一回、大学のカフェテリアや、彼のアパートでご飯を食べながら、
まずは1時間ドイツ語で話をし、1時間は日本語で!みたいな感じでした。

っていってもね、それぞれのレベルが一緒でないとちょっと難しい。
知り合った当初は夫の日本語もヒドいものでしたから、
2時間ほとんどドイツ語ってこともありましたし・・・。
でも、それでも、やっぱりとっても楽しかったです!!
おたがい学生だから、堅苦しくないし、
「実践で役立つ・・・」ような言葉を教え合ってゲラゲラ笑ってました~

んで、そのトーマス君と知り合いのやり取りがね、
これまたとっても面白くって、紹介しちゃいます!!

日本語の教科書に、
「将棋がお強いと伺ったのですが?
いやあ、人に自慢するほどじゃありませんが、
始めてから40年になります。」

これをドイツ人のトーマス君が一人で奮闘してドイツ語に訳した、と。
それがえらいチンプンカンプンで、本当に私も大笑いしちまいました。

まずは、「将棋がお強い」の主語は「が」のついてる「将棋」であって、
「あなた」ではない。
だからドイツ語で
Ich habe gehört, dass Sie sehr gut SHOGI spielen.
(I heard that you can play shogi very well うわ、英語自信ない、合ってる?)
とはならない、とトーマス君が言い張る。
SHOGI ist stark! ってか?

きゃはは~~!
将棋が一人で強くなれるわけないじゃん、常識的に考えなよ~!
「伺う」がbesuchen (visit)になってたり、
40年が40歳と間違えてて、誰が40歳になるんだ?ってやり取りをしたり、
んもう・・・、腹抱えて笑いました。
いや、ホント、失礼です、私。

こんな例文を出す教科書も教科書だよね。
だってさ、40年もやってて「自慢するほどではありませんが」なんてさ、
ドイツ人だったらあり得ない。
「これぐらい出来て当然です、だって40年やってますから!」みたいなさ。
この例文を訳す前に、まず日本人のメンタリティーを説明しないと、
なんで自慢できないの?
なんでこんなに自分を卑下するの?ってなってしまう。
要するに、謙虚であることが美徳でさ、
「私、私、俺、俺」っていつも前に出なきゃいけないドイツとは、
ほど遠い文化なんだよね、日本はさ。
文章に隠された意味がなく、
そのままの意味で捉える低文脈のドイツ人には理解できないような、
俳句のように、1文に多くの意味が含まれている高文脈の日本語。
自慢していないようでいて、実はさ、
「40年やってますから~、すごいんです、自分」みたいな意味が含まれてないかな。

まずはさ、その低文脈、高文脈ってところから説明していくのも面白いと思う。
そしたらさ、逐語訳ではなく、
「あなたが理解したこの文章を、自然なドイツ語で訳してみたらどうですか?」って
トーマス君に提案できるんじゃない?
と、私はその知り合いに提案してみました。
そしたらドイツ語を学ぶ方にとってもメリットがあるもんね、
日本語でこう言いたい時は、ドイツ語でこう言えばいいんだ、ってことがわかるから。

低文脈の人達が、高文脈を理解できないんじゃないか、って思うかもしれないけど、
でも、それはそれでいいじゃん!クイズみたいで面白いじゃん!
「さ~、この文章にはどんな意味が隠れてるでしょうか!」みたいなね。
そうやって工夫することで、タンデムって楽しくなると思います。
逐語訳が合ってるか合ってないかっていうのは、
語学学校でやればいいこと。
生きた人間がどうやってその言葉を使ってるかっていうのを体感できるのが
タンデムのよさなんだしさ。

外国語を話せるようになるには、単に語彙力が多いとか、文法が正しいとか
そういうところではない、と個人的に思います。

どうやって、自然にその言語の言い回しを使いこなせるか、ってところと、
会話のやりとりのコツってところかな。
ん~~、具体的に言うと、
例えばさ、日本人はよく、ちょっと日本語が話せる外国人に
「日本語が上手ですね~」なんて言うじゃない?
でも、そこで「ありがとう」とか言っちゃう外国人は、
まだ日本語を使いこなせてないの。
そこでね「いえ、そんなことないです、まだまだです。」とか言えちゃう外国人が
謙虚という美徳を会得した上で日本語を使いこなせてると思うわけ。

だって、私たちも「ドイツ語上手ね」って言われたら
「そんなことないです」とかやっちゃうでしょ?
それはドイツ語を使いこなせてない。
自信満々に「ありがとう!」って言えればいいのよ、厚かましくね。
だって、褒めてくれたんだもん、ありがとう!って言えばいいだけで、
自分を卑下する必要はない、相手は「すごい」と思ってくれてるんだからさ~
どんどん「すごいでしょ!」ってやっていかなきゃいけないのが、
ドイツなんですから!

日本人同士の会話では、意見のやり取りよりも、
いかにみんなが同じ意見なのかって確認し合うことのほうが大事じゃない。
「○○って××みたいよね」とだれかが言えば、「うんうん、そうかもね~」
と続く。
でもドイツでは
「そうね、それはありえるかもしれないけど、個人的にはこう思うわ!」って
意見を言えた方が会話が成り立つ。
そうやって、出されたお題に対して、
どう自分が考えるか、それを相手にどう伝えるか、
ってことに重きを置かれていると思うんだ。
それができれば、ドイツ語を使いこなせてると、ほんと、個人的に思う。
私もまだまだなんだけど、でも、そのコツを知ってることは
今後の飛躍に通じるんじゃないかな、って思います。

ドイツ語に関してはね、話し出すと熱くなっちまいます。

そろそろドイツ語に触れて20年ですけど、
自慢できるほどではありませんが・・・

ってやっておきます。




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プロフィール

EESMANN

Author:EESMANN
日本でアロマテラピーと
リフレクソロジーを習得。
ドイツでアロマテラピーを普及できたらと試行錯誤の毎日。
現在はドイツで「自然療法士」の資格を取るべく、勉強に励んでいます。
アロマを始めてから病気知らず!
好きなことを仕事にできる喜びを実感。

☆ドイツでアロマ★
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